上達編2 精油の品質を見極めよう
上達編その2 精油の品質を見極めよう
エッセンシャルオイル(精油)の品質がたくさんの要因に影響されていて、香りや品質
の良し悪しに大きな違いが生じてきます。
1、原料植物の生育条件
エッセンシャルオイル(精油)の香りと品質は、まず第一に原料となる植物の生育条件に
大きく左右されます。これは、野菜や果物のように、天然植物の生体内に生産される
エッセンシャルオイル(精油)の成分が、温度や湿度、日照時間などの条件によって
異なるからです。
2、原料植物の収穫方法
エッセンシャルオイル(精油)の品質に影響を与える人的要素として、最初の重要な
ポイントは、原料植物の収穫方法です。経験を積んだ優秀な生産者は、原料植物に
この成長時期やその日に収穫時間帯を考慮しながら、最上質のエッセンシャルオイル(精油)
を得られるタイミングを的確に見定めて収穫を行います。高品質の精油を得るには、
原料植物生産者の知識と経験が不可欠です。
3、精油を生産する基準・場所・器具
アロマテラピーの使用に適した品質グレードのエッセンシャルオイル(精油)を
生産するためには、基準や生産工場にも大きく影響されます。弊社が販売している
エッセンシャルオイル(ブランド名E’s Aroma)は、厳しいUKAS [英国認証機関認定審議会]
認定基準を合格した精油であり、生産工場もオーストラリアにて30年生産経験がある
老舗工場です。よく使われる水蒸気蒸留法から高度なテクニックが必要とされるCO2蒸留法
まですべての生産方法も完備していてい、生産器具の材質などもエッセンシャルオイル(精油)
によって、接触しても化学変化しにくい材質を使っています。
このように、生産原理自体は単純であっても、非常に多くの要因がエッセンシャルオイル
(精油)の品質に関わっています。エッセンシャルオイル(精油)の生産においては、
いずれの段階でもコストを抑えるために、手を抜いたり、時間を短縮したりして、
品質グレードを犠牲にすることが可能です。アロマテラピーにおいては、信頼できる
エッセンシャルオイル(精油)を選んで使用することが非常に大切です。