入門編その1 精油の歴史

王族が使う香り―古代エジプトの儀式の必須品

古代エジプトでは、パフュームや天然オイルは空気を清め、神々へ捧げものとして、宗教儀式の中で大きに活躍してました。特に、ミルラやミモザ、シナモン、ミントなどの成分が含まれた香りが儀式で頻繁に使われていました。現代と比べると、原料はほとんど変わらないのですが、作り方が原始的であり、今のような水蒸気蒸留法などの手法はなかったため、香りはわずかな程度しかありませんでした。

汚れた空気を清める―古代ギリシャの病気治療法

人々に良い香りをまとわせる意外にも、アロマは空気を浄化する効果があるため、素材を燃やすことで、病気拡散の予防手段としてもよく使われていました。

蒸留法の発見―古代ペルシャの貢献、そして薬学への発展

古代ペルシャ(現在のイラン)人は蒸留法の発見に貢献し、それと関連するような薬学の分野においても重要な生産手段として人々の病気を治療するために複音をもたらしてきました。

薬局の誕生―中世・ルネッサンス時代のポマンダーと初期の製薬

悪い空気を遠ざけるため、人々は「ポマンダー」と呼ばれる、オイルやお香、香料が入ったお守りを首から下げていました。植物や香辛料の医学的・治療的な有効性が知られ始めたのもこの時期では、天然素材の効能が重視され、世界中から集められた素材への研究はより一層アロマの発展に拍車がかけられました。

持ち歩けるエッセンシャルオイル―啓蒙時代、誘惑とステータスとしてのパフューム

18世紀から19世紀、貴族を中心にパフュームは誘惑の道具であるとともに、富と高潔さの象徴とされるようになりました。パフュームを買うことができる人々は、服や体、髪、アクセサリー、さらには入浴にまで、ありとあらゆるところに「パフューム」を使っていました。

心に効く香り―癒しや健康のためのエッセンシャルオイル

エッセンシャルオイルは古くから、心、身体、魂に恩恵をもたらすものとして重宝されてきました。しかし、「アロマテラピー」という言葉が生まれたのは比較的最近のこと。

20世紀以降、自然科学の進化に伴い、科学的な研究などを経て、エッセンシャルオイルとマッサージを組み合わせることで身体的・精神的な効能が得られるとされるアロマテラピーは、益々多くの人に知ってもらい、それ以降人気を集めています、アロマテラピーはアロマを楽しむ総称となってきたのです。

気分転換程度として使われることが多いですが、一方、上級者たちは「アロマテラヒー」を医療に近い効果を求めて使われているのも現状です。古代から現代まで、エッセンシャルオイルを楽しむ方法への認識も大きく変わってきているのです。

まとめ

エッセンシャルオイル(精油)業界は常に進化している中、インターネットやSNSなどの普及による個人がプロデュースした商品がマーケットに大きな変化をもたらしていますが、混沌するマーケットにおいて商品の安全性がどう確保されることが生産者に責任があるとともに、それを消費する人たちにも専門知識が求められてきている時代になっていきます。